エアコミティアとか 感想




エアコミティア133で気になった本とか、全然関係ないけど最近読んだ本とかの感想です。

エアコミティアはこれのことです。


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にせなゆた観察レポート』マシュー

ナユタに似た姿の”にせなゆた”を捕獲した魔王が観察したレポート、という形式で描かれています。

たぶん、しっかり作られてる話があって、その一部分が描かれている感じでした。見ながらどういう世界なのか想像するのが面白いです。
ナユタによって唐突にレポートが終わってしまうんですが、ちょうど気になるなぐらいのタイミングで終わってしまうのもなんか良いなと思いました。あと、魔王も可愛らしいところがあるなと思います。自由研究みたいにちゃんとまとめてあるとことか。
ナユタは多分マシューさんの他の作品でも出てくるやつっぽいですが、にせなゆたももっと見てみたいですね。

煙草を吸って死んだ少女たち』突撃レーザー

まずタイトルのインパクトがすごいですね。そして、そのタイトルの通り、タバコを吸って死んだ少女たちが天国に行くために殺し合いを続けるという話でした。
どこがどうだから、とか具体的な要因はわからないんですが、すごい漫画として読みやすかったです。たぶん台詞の配置とか?
わりとハードなテーマの中で気の抜けた感じもあって、それが良かったなと個人的に思いました(鼻血が止まらなかった、輪っかがあるから多分天使だ、とか)。
茨城県章のローカルネタもちゃんと盛り込んでありました。あの形結構独特ですよね。
今回の作品集のなかで北前船とかも出てきててびっくりしました。私も偶々知ってたくらいですが、あれが物の例えで出てくるのそうそうないと思います。
関係ないですが、ゆーとぴあっていうゴムパッチンで有名なお笑いコンビ二人の芸名がそれぞれ、ピース、ホープというのを最近知ってめちゃくちゃかっこいいなと思いました。

フックショット vol.1』あくまでクマ/白湯白かばん/ジョンソンともゆき/スマ見

漫画と大喜利の共通点から集まった4人による合同誌(引用)。
フックショットっていう言葉にあまりなじみが無かったんですが、ゼルダの伝説とかで出てくるんですね。

「宝石になる涙」あくまでクマ

北風と太陽みたいな話でした(?)。
女の子の「えー」っていう顔が良かったです。たぶん見られないけど、
いつかは女の子が宝石の涙を流すのを見たいです。
キラメイジャー見てて、宝石の涙を流す鉄仮面の王女が出てくるんですが、それ見てこのお話を思い出しました。
私は情緒がぶっ壊れているのでそういう雰囲気だけでボロボロに泣けます。

「イチゴを残す食べ方が嫌いな理由」白湯白かばん

ノースリーブの女の子がイチゴを残す食べ方が嫌いな理由が描かれていました。
教会の神父の評価が一瞬で地に落ちてました。終わり方もなんか意外で良かったです。
私はどちらかというとイチゴを先に食べます。
4コマ異常なペースで描き続けてるの本当にすごいと思います。

「漫画4点セット」ジョンソンともゆき

漫画が4つもセットになっててお得でした。
『注意しようと思ったけど少年時代に戻った人』、最初見たとき気づかなかったけどめちゃくちゃロボット作ってましたね。ずっと見てられるなあ、の顔と溶けそうになりながら見てるのもいいなと思います。
私は注意しようと思って少年時代に戻ったことはないので、いつかは戻ってみたいなと思います。

「はじめて自分を俯瞰した日」スマ見

スマ見少年?がはじめて自分を俯瞰した日が描かれていました。
なんか俯瞰するっていっても、そんなに嫌な俯瞰の仕方ではなく、
ゲーム好きならではの感覚というか体験があるのがいいなと思います。
俯瞰というか、自分に起きていることでも他人事みたいな感じに思えてきたり、起こっていることが現実に感じられなくなると終わってしまうので気を付けたいです。これは私の話です。


フックショット vol.1ですが、まず大きさが思ってたのの2倍あってびっくりしました。
読み返してるとき、折り目つけて開いたままにするの教科書ぶりだなと思いました。あんま折り目つけちゃダメですね。
大喜利のコーナーもそれぞれのスタイルが出てる感じがあって面白かったです。
『知りたくなかった先生の秘密』に対する白湯白かばんさんの「双子の生徒を1つの通信簿で済ませている」が面白かったです。イラストもついてて、二人の人間を一人とみなすだけあって先生の目めちゃくちゃ怖かった。
実はこれと全く同じ形式で、大喜利みたいなことをやる企画を私たちの一回目の合同誌の企画で個人的に考えていたことがあったんですが、私がそういうの下手くそ過ぎてうまく伝わらなくてうやむやになってました。言ったかも覚えてない。
フックショットが21日に出るぞ、というのを見て、私たちのサークルも若干ざわついたんですが、そのおかげか21日に出すことができました。感謝しかないです。vol.1ということはvol.2、vol.3、vol.4、vol.5、vol.6、vol.7、vol.8、vol.9、vol.10、vol.11…と続くのかもしれません。
楽しみです。

葬式帰り』endoakka

ここからはあんまエアコミティア関係ないです。葬式帰りで検索したら、葬式の帰りに寄り道していいか、みたいな記事が出てきた。好きにすればいいんじゃないか。

6話だけ読んでなんだこれって思って次の日起きて1話から全部読みました。
色々な事情があったりなかったりする中学生の話です。普通に18禁描写もあります。
1話の入りが寝ぼけてて最初よくわからなかったんですが、あんな感じで話に入ってくのかなりかっこいいなと思いました。いない先生呼び出すのが不審者の合図みたいなの実際にあるんですかね。
主人公の男の子が一か月前に同じく転校してきた男の子にハマっていってしまうのがあ~ってなります。
あんな中学生居たら怖い。あと結果的に見に行くだけになったけど、中学生どうしで滝見に行くの渋いなと思いました。ウォーキングデッドくらい続き気になります。
ウォーキングデッドは9で観るのやめました。

『夢中さ、君に』『カラオケ行こ!』和山やま

結局全部買って読んだ。
カラオケのやつなんか見たことあると思ったら、この前のティアズマガジンで取り上げられてたやつでした。
意外性のあるヤクザが出てくるんですが、歌上手い少年を持ち上げるみたいなので終わらずに、ちゃんと怖い人も出てきたのが良かったです。本物に会ったことないけど、全然会いたくはないですね。
父親があげたキーホルダー面白かった。

「夢中さ、君に」の二階堂のやつも普通にツイッターで読んだことあった。あれの続きが見られます。
修学旅行の回で最後実はお化け出てたんですけどねみたいなこと書いてあって、読み返したらほんとにお化けいて怖かった。
林君のやつも別でもっと読みたい。中高一貫の男子校がそういうの好きな人にとってはたまらないんだろうなというのは何となくわかります。運動会誰も見に来ないからダルダルになるのは面白い。
仮釈放、お芋三兄弟っていう名前でツイッターやってるのとか、名前の付け方のくだりとかあの辺の感覚がちょうどキャラクターと合ってるし、面白かったです。

とげとげクエスト』ニードルレーベル

ニードルレーベルのとげとげクエストです。
無理やり浸透させようとする作戦はことごとく失敗しています。

「みんな使ってる言語(アレ)のこと」しぷしー

読むことで大学でやって全部忘れた部分が思い出せました。
埴輪のイラスト付きで解説も入ってきやすかったです。
最初のリズム天国のコーラスのやつっぽいところと、埴輪がゲームボーイやってるのが良いですね。
内容的にはたぶん言語学の入りの部分だと思うんですが、入門編の続きだけでなくて、もっとマニアックなお話も見てみたいです。というか連載でやってても違和感ない感じがします。

「ハリケーンは虎の島へ」たつたがわ

最終的に台風がチャレンジ島に直撃します。チャレンジ島結構シリーズによって形状変わってるんですが、わりと発展していた時代のチャレンジ島が破壊されました。もしかしたら災害の度に形が変わってるのかもしれません。
中身は前回よりもギャグが洗練されてる感じがしました。商品化を視野に入れすぎているラバーストラップの使い魔のところ普通に笑った
あと、途中のコマで魔法少女が途中反り立つ壁みたいになって喋ってるところがなんか面白かったです。

「精神生活 タイプ論編」ベルスにらいかない

大学でやってないけど忘れた部分が思い出せました。
やりたいことを全部ぶち込んでいくスタイルが素敵でした。全身コマぶち抜きもあって良かったです。
めちゃくちゃなのに最後ちゃんとまとまっててすごいと思います。
個人的には企画のマンガも衝撃的でした。ちゃんとしたバトル描写があって、創作に触れたことがある人にとってはわりとえぐい感じの内容でもあると思います。

「謎の転校生、帰る」伝説の嘔吐バトル

めちゃ面白かった。
ダメダメな部分はおそらく本人の経験も出ててなんかリアルだなと思います。「ゴミがよ」っていうツッコミが好きでした。
パターンで終わるだけじゃなくて、ちょっとずつ良くなっていくのかなみたいな展開が期待できるのが良いなと思いました。ちょっとずつ良くなっていきたいですね。
我々もダメダメだけど愛おしい集団を目指していきたいと思ったけど、狙ってなるもんじゃないですね。

とげとげクエストで検索するとモンストのイベントが大量に引っかかるようになってしまいました。
読まなくていいので「とげとげクエスト」とだけ言ってみるのもいいかもしれません。
みんな結構頑張って描いたので、時間があるとき読んで見てください。それぞれでかなり色が違うので気になるやつだけ読んだりするのもアリだと思います。

エアもいいですが、やっぱイベントで金銭感覚おかしくなって、その場で色々買うみたいのもいいなと思います。
次一応申し込んだので受かればとげとげクエスト製本して出します。
何も言われなかったら1億部刷って、余ったら全国の床屋のオレンジページとかある棚に勝手に並べたいと思います。










感想おわり