半人半魚、美しい歌声を持ち、時に人を惑わせまくるし人の肉を食べる人魚の伝説は世界各地に存在する。
先日釣り好きの上司から県内のN港付近にもそうした人魚伝説が存在するらしいという話を訊いた。
「山本君、人魚だって人魚。もし会っても名刺あげちゃダメだよ。」
よくわからないけど嬉しそうだった。
私は釣りの誘いを断り、今度の休みに人魚伝説を確かめにN港に行くことにした。
N港までは電車とバスを乗り継ぎ、さらにバス停から３０分ほど歩くことになる。普通に車出してもらえばよかったなと駅に向かう途中で思った。今度一緒にどう？と言われて今度一緒に行くと言えば釣りしかないと思ったけど、もしかしたら猫カフェとかだったかもしれない。猫カフェなら行きたかった。
港に着いた。帰りたい。バス停からの３０分がこんなに直線だとは思ってなかった。滑走路とか作ったらいいと思う。
どこか座れるところがないか探したが、特に無かった。
堤防でウロウロしているとおじいさんが一人で釣りをしていた。キャンプ椅子を奪おうと思えば奪えるけど、奪わなかった。
「釣れますか？」
せっかくなので釣りしてる人に訊くやつを訊いてみた。
「…………」
返答がない。聞こえてないのかな。
「あのー、釣れますか？」
さっきより若干音量を上げて訊いてみる。
「…………………」
全然無視されるな。諦めてその場から離れようとしたとき、おじいさんの耳元から白い紐のようなものが出ているのに気付いた。
もう一度よく見るとAirPodsだった。イヤホンしてたから聞こえなかったのか。
「…ま…れま……か」
さっきからなんか聞こえると思ってたけど、これもイヤホンからの音漏れだった。
「…れ…か…今日…魚…釣れ…釣れ…釣れます…れますか？」
色んな人の「釣れますか？」をリミックスしたやつ聞いてるっぽかった。
私は怖くなって速足でその場から離れた。少し離れたところでもう一度振り返ってみると、おじいさんはジャケットの左側についてる５つうち、上から４番目のポケットからスマホを取り出した。きっと私の「釣れますか？」も録音されていたに違いない。あとそこのポケットにスマホ入れるんだ。
怖かったけど自分の声が曲になるのは少し嬉しかった。Sound Cloudとかにあげてないかな。
AirPodsおじいさんと別れ、堤防の先端のいけるとこまで行ってみることにした。
その途中で和傘を差した着物の女性が立っていた。明らかに浮いてる感じがあったし、何か大事なこと教えてくれそうな雰囲気もある。そういえば今日の本来の目的はこの土地に残る人魚伝説を確かめることだった。完全に忘れていた。ワンチャンこの人が人魚という可能性もあり、それなら目標達成しすぎた充実感で今日すごい良く寝られるんじゃないかと思う。
「すみません、この辺で人魚にまつわる伝説とかが残ってると聞いたんですけど何か知りませんか？」
これで何も知らなかったらウソ過ぎる。
「……人魚ですか？」
知らない感じだった。
「はい、あの半分人間で半分魚のやつです。地元の人なら何か知ってるかなと思ったんですけど」
「あ、すみません私県外から来たのでこの辺のことあんまりわからないんです。」
「え？そうなんですか。じゃあその恰好とかは…」
「ああ、これはコスプレです。」
シンプルコスプレイヤーだった。
「ちなみにそれは何かのキャラクターなんです？」
「いや、キャラクターとかではないんですけど、未亡人ですね。」
思っていたよりもざっくりとしたコスプレだった。
「やっぱコミケとか出るんですか？」
「コミケ…？ちょっとよくわからないんですけど、私は私の思うコスプレをして、街を練り歩くのが好きなだけなので…」
そういえばよく見たらカメラを持っている様子も、撮影してる人がいるわけでもなさそうだった。
この方の言うコスプレが本来のコスプレに近いような気がした。そんな恰好で余所の土地に来て何をしてるんだ、とは思う。
私はシンプルコスプレイヤーと別れ、堤防の先端へ向かった。
“漁業関係者以外立ち入り禁止”
もう少しで一番先まで行けそうな所に注意書きが書かれた看板と柵があった。
柵は釣り人なら越えて行っちゃうだろうなという感じの柵だった。
釣り人って柵を乗り越えているイメージがあるけど、言葉だけ聞くと困難を乗り越えてるみたいに聞こえてかっこいい。
漁業関係者ってどこまでOKなんだろう。お爺さんが昔漁師やってたくらいの感じでも漁業関係者と名乗っていいのか。
鳥羽一郎が漁業関係者なら、山川豊も漁業関係者になるのか。さかなクンは意外と漁業関係者として認められてないかもしれない。
もし私がちゃんと魚を獲って生計立ててたとしても、漁業関係者とか言うのおこがましくてこの柵の先に行けないと思う。
結局私はそこから先に進むのをあきらめて元の道を引き返した。人魚がいるとも限らないし。人魚って漁業関係者？
まだ昼前だったので、行きで見つけた定食屋に寄ってご飯を食べることにした。
＊＊＊＊＊＊
絵
８月です。何も覚えていません。
「記憶力の低下」というメモが残してあって、それが何言いたかったのかも思い出せない。
お盆にスペシャル（平方二寸）読んでめちゃくちゃになったのは覚えています。続きの巻出てると思ったらまだだった。
あとファイアパンチも読みました。燃え続けてました。私も燃え続けてみたいです。
絵のイワシは自作したイワシブラシを使いました。調べたらこれよりいいやつがすでにあったので、そっちを使った方がいいと思います。
＊
ワクチン打てた。自分も無意識でやってたけど、ワクチンってみんななんか伏せてて言ってはいけない単語みたいになってるの怖かった。
１回目だし腕痛くなるだけで副反応そんなないだろという気持ちと、１回目でもしんどいかもしれないし色々用意しておかないとダメかなという気持ちがあって実際後者だった。バファリンだけ買ってて、症状的に元々あったルルのほうが良いと思ったけどせっかく買ってきたからという理由でバファリン飲んだ。いつかしょうもない理由で正しい判断ができずに死ぬと思う。
空腹時じゃないほうがいいですと書いてあったので卵雑炊作ったらバカみたいな量になって、泣きながら食べて寝た。前日にそうめん食べたあたりからずっと恋くらい胸やけしててそれもつらかった。
＊
きんいろモザイクの最後１０秒だけ見たら
「やっぱり大人にも夏休みが必要ですねー」
「そうですねー」
というやり取りで終ってて、日常アニメのお手本みたいな終わり方だった。大人にも夏休みは必要だと思います。
＊
仕事は斬撃みたいな日がたまにあるくらいであとは日常アニメだった。コミティア前が割と平和で助かった。意味分からないまま組んだプログラムが綺麗にバグ起こしてるの見ると面白い。今その時以上に組めなくなってると思う。
特に説明されてないけど、宣言するだけのノー残業デーみたいのがあってたまに宣言して早めに終わらせてる人がいる。多分昔は曜日とか使用回数とか決まってたんだと思う。
有給取らないと怒られる日数しか把握してなくて実際いくつ取れるか忘れた。全然何でもない平日にとって映画とか観に行きたいけどまだ実現できてない。
＊
俺がコーヒールンバにコーヒーを教えた
＊
要らないけど要るもの、と考えているものがあって、孤独のグルメの最後に原作者が番組に出てきたお店に行くコーナーとかがそうです。具体的に言うとビールの事を麦ジュースとか言うくだりがそうだと思います。BSだとそのあとに梅沢富男が同じようなことをやる番組があって、それは要らないと思います。
日曜日のちびまる子ちゃんがやる時間に日曜日であることを感じる感覚を殺すためにザイグル炙輪の通販番組を観ているんですが、毎回同じやつを流してて普通に気が狂いそうになった。やる度に数が限られていて在庫なくなる可能性があるって言ってるのはなんかの法律に引っ掛かったりしないのかと思う。あと、アシスタントの女性があまりのお得さに混乱して「ちょっと整理させてください」という場面があるんですが、何回も観てたら社長がその前に「落ち着いて聞いてくださいよ」と言ってて、丁寧に振ってることがわかった。何回か観ないとわからないこともある、という話です。かと言って通販番組を何回も観る必要はないと思います。
記憶力の低下についてですが、今思い出しました。
＊
あだち充のタッチの影響で男は和也、達也、女は南という名前が多い世代があって、姉もそうなりかけてたけど周りに南が多すぎるという理由でなんか若干南をかすった名前にされてました。かわいそう。飽きてたのか私は全く関係ない名前だった。
新田の妹のほうが好きなので男だったら新田の兄の名前を、女だったら新田の妹の名前を付けたいと思います。
小学生の頃、姉が２階から家の前を通る車の量を調べるというただの交通量調査を自由研究としてやってて、習いごととかで家にいない時は私が手伝わされてた。意外と楽しんでやってたのでそういう派遣バイトの才能はあるんだと思う。あれで交通量以外に何かわかったのか気になる。交通量調査って廃止されるんですか？
＊
プリキュアが所属していた文学部の先輩に「あなたの書いた文章はどこかで見たようなものばかりで自身の経験が全く反映されていない、寄せ集めの知識だけで書かれた頭でっかちの文章」と言われていて辛辣すぎるだろと思った。それ言われて文学部を辞めて小説も書かなくなったらしい。今はプリキュア達でやっている部活の活動が楽しくて生活も充実しているらしいので、気が向いたらまた文章を書いてほしいと思います。
＊
こんな力の入ったやつになってると思わなかった。関わってる人が興味持って本気でやってる感じがあって良い。
明らかにアスカみたいになってるカットある。
ティザーＰＶって、人生で一回くらいは作ってみたい。
＊
本屋行ったらルックバックがドカっと積まれてて社会現象のイメージ画像あったらこんな感じかもしれないと思った。積まれてるやつ手に取るの恥ずかしいからわざわざ出版社の棚行ってそこから取ることある。それとダンダダンと惰性で集めてるやつだけ買った。
ページ数増えたのルックバックの影響ではないです。
＊
視聴率０％男
誕生日確認ボタン押すと各アイドルの誕生日が確認できるの客に言われて付け足した感がある。
横にガチの法律確認ボタンがあるのも良い。
なんとなく開いたら前払式支払手段の数が多すぎた。よくわからないものがこんなにもあるの？
あげようと思ったけどこの法律良く知らないし、もし全然違法スレスレのやつだったら告発みたいになると思ってやめた。
ツナ缶食べたいさんも遅くまで仕事してて偉いと思う。
海老ってどこまで食べていいのかわからない#SHHis #緋田美琴
— 緋田美琴 (@SHHis_Mikoto) September 24, 2021
どこまで食べていいのか教えてあげてください。
＊
ラップバトルするとして、相手が大女優という言葉で韻踏んでくれたら、嬉しさ半分、恥ずかしさ半分みたいな感じになると思う。
たぶん開設して４年経った。嘘、３年でした。サーバーに６０００円払ったので再来年までは残ってると思います。
＊
ボケクエ負けてしまいました。全員それについて言及しないことで無かったことにしようとしています。負けてしまった時に言うやつを言うとすると、やっぱり大喜利って難しいですね…という感じです。実際ムズいと思います。ボツとツボ上げ的なやつ今度やるかもしれません。
またなぜかネタチル調子良い期に入ったと思ったらそうでもなくなった。なんか使ってる人は途切れないけどサイト自体無くならないか不安になってきた。続いてほしいと思います。マナー的なものがNGだったら言ってください。
絵おわり
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描いたやつ
なし
少ないとかではなく、無くなってしまいました。クイズはそのうち再開するはずです。
どれだけ合同誌の進行がやばかったかがわかると思います。最近なんも最後まで終わらせてなかったので終わらせるという経験ができて良かったです。みなさんも終わらせるという経験を一度はしてみてはいかがでしょうか。してたらごめんなさい。
私個人のやつについてはなんか読んでどこか引っ掛かるものがあれば、それは意図的なやつであったり、単にミスってて辻褄が合わない部分であったりすると思います。
また、（企画と個人）どっちも途中で内容変えたりして結局上手いことまとまらなかったなというのは読んだらわかると思います。ただ、今までに描いたやつは意外とキレイにまとまってるやつもあるので、そういうのが描ける上で難しいことに挑戦している、ということにしてください。
シメジシュミレーションを読んで、短い言葉のやり取りでテンポとか文脈とかを無視せずにあれだけ高い打率を叩き出せるのに感動して真似しようと思ったけど文章が短くなっただけのつまらないやつができた。序盤はそういう意識だったけど後半セリフ量が増えてきてもう我慢できなくなってるのも読めばわかると思います。
まずはプロットとネームをしっかりと組み立ててから描き始めたほうがいいんじゃないでしょうか。その通りだと思います。
話考える時（仕事で詰まってる時とかもそうなんですが）、一旦諦めてその日は寝て、次の朝起きると話まとまってることがあって自分でも驚いた。朝起きて解決しない時はどうにもならないので諦めましょう。
描いたやつおわり
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ニードルレーベルからのお知らせ
コミティア１３７ありがとうございました。コロナ禍で一番貢献してるサークルだと思う。紫綬褒章とかください。
あと普通に普段描かない人が集まって合同誌が完成するのは奇跡に近いです。とりあえず間に合ってよかった。お疲れさまでした。
https://twitter.com/meka_keikok/status/1439786397292896260
今回の新刊と今までの合同誌のデータ版はBOOTHから無料でダウンロードできます。BOOTHから無料でダウンロード？と思ったあなた、BOOTHから無料でダウンロードです。
紙のやつは印刷代でお金が発生しますが、通販やってるので遠方の方とかで現物ほしい人はご利用ください。順番とかないし内容もバラバラなので基本的にはどこから読んでも楽しめる、はずです。紙版を買うことで、サウナに持ち込んで読むことも可能です。
こういう告知のテンプレートでいいのあったら教えてください。
↓みんなのやつ読んだ感想
『風呂記』『古字記』しぷしー
風土記と古事記に絡めた？２編。風呂記の導入は本家スカッとジャパン的なVTRを彷彿とさせるもので、これからやばい奴が来るぞという雰囲気だけでも面白かったです。
この絵柄でやばい奴がしっかり死ぬのも良いと思います。
古字記では、はにわ博士とはにわ門下生？のテンポの良いやりとりで歴史的仮名遣いにまつわる話が展開されます。可愛らしい絵で内容も分かりやすかったです。普通に以前聞いた話についての理解がこれ読んで深まりました。はにわってだけでなんか頭良さそうなイメージなので、ヤバいはにわが居たり、はにわがはにわに物を教わる、という構図もよく考えたらシュールな感じがして面白いです。はにわのバリュエーションも増えてきて解像度も上がってきているので今後の展開も楽しみです。誰かはにわのアプリゲームとか作ってほしい。
『思い出は１５０ccで』『コスモス・シークレット』たつたがわ
これで我々が株式会社マリカーから訴えられたらすごい。というかあの会社の社名マリカーだったんだ。
マリカーの世界ではマリカーが走ってるのが当たり前の光景であり、宇宙人の世界ではメチル水銀を飲むことが当たり前？であるというように、私たちの常識は見方を変えると非常識なものであるということに気付かされる作品でした。この前たまたま見た横谷スイミーさんのインタビューで貧乳が当たり前の世界に「貧乳」という言葉は存在しないのであまり貧乳というワードを強調しなくなったと書いてあって、好きすぎるとそうなってしまうんだ、と思いました。あとギャルがなんか艶っぽいということにも気付かされました。あの人いい人そう。さっきスーパーで社会人ギャルの人が粉のコンソメどこにあるか店員さんに訊いてました。あるといいですね。
『スカッとヴァルハラ』『四十七匹ワンちゃん総進撃』伝説の嘔吐バトル
２本とも「店員がヴァルハラに、クレーマーが修羅道に飛ばされる」、「ゆるキャラの会合と反乱」というテーマの選定があまり見たことないもので良いと思いました。
新しい死後観でのしょうもない争い、ヴァルキリーと店員の関係性はずっと見てたくなる雰囲気がありました。羽刺さるところのシーンが好きで奥付ページに使いました。最近死んだらどうなるんだろみたいなこと考えてたんですが、ヴァルハラ行けたら最高だと思います。アメーバブログをやっていた人だけ落ちる地獄があって、もし自分もアメブロやってたら海老蔵と会えるかもしれないと思うと、今からでもアメブロ始めよう、とはならないですね。
ちばいぬもチーバくんに訴えられたらすごいと思います。日本、AI徳川綱吉に権力を持たせるなよ。
あと鳥貴族で同じ値段で蜂蜜酒をメガ蜂蜜酒にできるの知りませんでした。鳥貴族行ったことないので今度行ってそれやろうと思います。
『スカッとジパング 嗅ぎ鉄編』『精神生活』ベルスにらいかない
今回も外見はポップなのに中身が生々しいキャラクターがたくさん出てきて良かったです。スパイキッズに出てくる敵を思い出しました。
そして嗅ぎ鉄という普通に迷惑な新しいジャンルの鉄オタも生まれました。タモリさんなら「それは乗り鉄でいいんじゃないの？違うの？」と言いそうな気がしません。
あとヤーヤちゃんも嗅ぎ鉄も特急の割と良いシート取ってて羨ましかった。駅弁、スーパーでたまに売ってるので買ってみようと思います。
精神生活では序盤で漫画が終わることが宣言されててかなり斬新でした。漫画終わるコマ好きだったのでこれも最後のページで使わせてもらいました。
ナイツがCOMPLEXのボケで使うコンプレックス（吉川は肩幅が広いのが、布袋は背が小さいのが）とも違う意味で使われるコンプレックスのお話については、なんとなくいつも付きまとってるあれかなーみたいなのは思い当たる節がありました。あんま内容と関係ないですが、こういう現象？がほぼすべての人に機能として備わってるのも面白いと思いました。
とげとげ革命…？よくわからないけど物騒だね～～アッハッハッハ
次やる時用のメモ
・締め切り前の土日をガチ締め切りに設定→土でめちゃくちゃ頑張って一旦終わらせる
・自分は楽したいので今度はどっちも２ｐくらいのやつにする
お知らせおわり
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今回までのコミティアで買ったやつの感想
『スマブラ見てる奴 – ③- 』スマ見
シリーズ３作目、アイディアの宝庫、見せてくれてありがとうございます。表紙に拷問器具が描かれてるのも良いと思います。
たまにある絆創膏小学生とかの不穏なやつが特に好きです。よく見るとポケモンが人間味がある？良い表情をしてました。料理研究家って結果なんだね♪
親がゲームに参加する時の特別な感じわかります。誘ったらたまにやってくれるくらいが丁度いいですね。
『フックショット Vol.２』フックショット
合同誌の２作目、これで揃いました。素直に読めて嬉しいです。
「あくまでマンガ」あくまでクマ
よく考えたら自然と忍者いるし先生も分身使えるのずるい。レベル上げしてから虫倒しに行くやつ好きです。外の虫倒しに行くのが賢明な判断だと思います。女の子かわいそう。
勇者が持ち物五十音順に並べるやつ、相当暇なんだろうけど楽しそうにやってるのが良かったです。
「謝罪会見」おこめ大統領
載ってるなかでもかなり異彩を放ってました。不条理すぎて面白い。キリンが実は象だったシーン、何回かページめくりましたがよくわからなくて、それが良いと思いました。
不老不死のカエル「フロッフシー」、ただ長生きするんじゃなくて、肉体の破壊と再生を何度も繰り返してるタイプっぽくて怖かった。
「なぞなぞ」白湯白かばん
お姉さんが面倒くさそうにしながら付き合ってあげてるのが良いですね。基本的に面倒くさそうにしながら付き合ってくれる人はいい人です。納言の人とか。
あとかなり思想が強めのなぞなぞ本読んでて不安になりました。私もとっておきのなぞなぞがあるんですが、後で言います。
小学生が作ったダンジョンの凍らせたお茶振ると開く扉がある、という回答すごいと思います。
「ダイイングメッセージチャレンジ」ジョンソンともゆき
右顔から描くタイプ珍しいですね。あの状況で合作しましょう！という勇気が私にも欲しいと思います。左で殺されていた女性の絵柄がわりと前衛的でした。
最後の献血のキャラクターを作ったりしたという投げやりな感じも面白かったです。
誕生日が理解できない、そりゃ浮かない顔するわと思いました。
「コンビニへ」スマ見
漫画に出てくるような、そう言われればそうかもな、みたいな話は好きなのでもっと見てみたいと思いました。全体的に少し寂しい感じの雰囲気があるのも良かったです。
コンビニで客が自分一人で店員さんも一人の時緊張感ありますよね。ビールはどれだけ美味しく、新しくなり続けるんだ。
剣を持ち歩く女子高生のお題で、盾を持ち歩く女子高生が出てくるのなんかいいなと思いました。
『逆襲の日記』『香菜よくしてあげよう』逆襲
日記漫画まとめ面白かったです。モーニングルーティーンの水が好きなのか、のとこ笑いました。
一風変わった人とのエンカウント率の高さもこういう場面で活かされるということが分かります。
香菜よくしてあげようは、香菜のまっすぐで見てて少し切なくなる感じのキャラクター良いと思いました。大城君もわりと不器用そう。
筋肉少女帯の曲聴いたときの私のイメージは歌詞のまんま香菜がベンチでモフモフとパンを食べてるのと映画館で爆睡してるところで止まっています。
『カナイロノサナギ』『ツツミノガラクタ 上』やいぎ
絵というかマンガが上手くて読みやすかったです。カナイロノサナギの最後の場面とかの大きいコマも綺麗だった。
鉱物の金を取るために飼われる虫とかも出てくるんですが、その辺の重ためのテーマと可愛らしいキャラクターとのバランスがいい感じになってると思います。
あらすじの色々あって頑張ったみたいなやつ真似したい。
『模様博物館』マシュー
館長が美術鑑賞目的ではなく模様を集めているのがマニアックな感じがあって良かったです。
模様は誰かが生きていた痕跡で、世界が滅ばない限り残り続ける、というセリフ読んだ時私も素晴らしい考えだと思ったんですが、次のページでめちゃくちゃ否定されてました。
『兵器少女』千田浩之
表紙が気になったので買ったんですが、面白かったです。
最後のほうの戦地で負傷した主人公が病院で目覚める場面のコマが迫力ありました。
武器隠して食事する場面も最後と繋がっててなんか良いなと思いました。
『おふろ最高！』ごうてん
タイトルの通り、お風呂が最高であることが伝わってきました。キャラクターがダンス踊ってるとことかほんとに楽しそうな感じがします。
これ読んで私もお風呂入ろうと思ってお湯張ったら栓抜けてて、漫画と全く同じことやってました。おふろ最高。
『減量 ２０２１』遠藤
ちばてつや風のイラストに鳥山明のサインが入ってる遠藤さんのコピー本というよくわからないものをゲットしました。
チートデイって停滞期にやるやつなんですね。やったことないけど体重減らすの絶対キツいなと思う。
そしてこれをコミティア当日に描き上げるのすごい。
『◠◡◠（タイトル不明）』いんとびー
当日出来上がるのすごい。そして仕事も丁寧、デザインも面白い。当日勢みんな当日やったクオリティとは思えない。
最後衝撃的だった。ムキムキになるところ想像して顔赤らめてるのかわいらしかったです。
以上。全体的に振り返ってみて、正直なところ、丁寧に描かれた素晴らしい作品しかありませんでした。
また、少し厳しいことを言わせていただくと、全部面白かったです。
こう書くとふざけてるみたいになりますが本当に面白かったです。なんらかの感想を書くと誰かのサイン色紙がもらえるキャンペーンがあったら、これを提出してエントリーしたいと思います。
感想おわり
＊＊＊＊＊
なんでも
みなさんのおかげでシスターが武装する理由が わかりました。もし、みなさんの周りに武装しているシスターさんがいるなら「あなたはなぜ武装するのですか？」と勇気を出して訊いてみてください。
これしっくりくるやつ思いついたけど忘れました。
来たやつ面白かったです。あとこれだけ月初にちゃんと切り替えててえらいなと思いました。
結果
次回のお題
なんでもおわり
＊＊＊＊＊
「こんにちはー…」
昼時だったが店内はそれほど混んでいなかった。どこに座るか決めかねていると、お店の人らしきお婆さんと目が合った。一瞬案内してくれるのかと思ったけど、そういうわけではなさそうだった。黙ってこちらを見たまま机を拭いていたので、私もお婆さんから目をそらさずにカウンター席に着いた。そのまま後ずさりしてお店を出ても良かったかもしれない。
お婆さんはゆっくりと頷いた。ここ座ってOKらしい。
厨房にはお爺さんがいた。夫婦でやっているらしい。お爺さんは準備とか一切せずに猟銃を磨いていた。せめて包丁を磨いてほしい。
きっと何か頼めば調理に入ってくれるんだろう。私は海鮮丼を注文した。
「あいよ」
そう言うとお爺さんはカウンター席の反対側の私からは見えない謎スペースから海鮮丼を取り出し、私の前にそれを、そのまま置いた。
作り置きしてあったのか。私が困っているのを見てお爺さんは
「ああ、ここすごい鮮度がアレになってるから大丈夫だよ。」
と言った。何が大丈夫なのだろうか。
お爺さんはまた猟銃磨きに入った。
かなり不安だったけど、味は問題ないというか普通に美味しかった。もしかしたら本当に鮮度がアレになっているのかもしれない。不味かったとして、相手銃持ってるから何も言えない。
ふと、人魚の肉？というか刺身とかなら鮮度も落ちないのだろうかと思った。そうだ、この変なお爺さんなら人魚について何か知っているかもしれない。
「すみません、この土地に人魚の伝説が残っているって聞いたんですけど、何か知ってたりしないですか？」
「…人魚？さあねえ…。ロボコップなら観たことあるけど。」
「ロボコップって、主演の俳優さんを見たことがあるとかですか？」
「いや、映画を。２は観てないけどね。」
「そうですか…」
人魚ではなく、映画のロボコップを観たことがあるらしい。何で人魚と映画「ロボコップ」が同じ箱に入ってるのかはお爺さんしかにしかわからない。
「あ、そうだお兄さんカベポスターって知ってる？」
「え？芸人のですか？」
「そう」
「もしかしてこのお店にロケで来たとか？」
「いや」
「あ、じゃあ息子さんだったり？」
「いや違うけど。そういえばカベポスターも見たことあると思ってさあ。」
「テレビで？」
「うん」
カベポスターも同じ箱に入った。なんなんだ。思いつきで喋ってるのか。
なんか話がかみ合わないし、人魚についての情報とか以前の問題だった。
私は海鮮丼を平らげてお店を出た。帰り際お金払う時５０００円とか言われても抵抗できないからどうしようと思ったけど、１２００円という海鮮丼相応の値段で安心した。
午後１時、頑張ろうと思えばもう少し人魚探しできたけどもういいかと思って帰ることにした。
帰りのバスの中で、自分は勝手に人に期待してがっかりすることが多いなと思った。あとせっかくの休日、普通に人魚探しとかせずに家でゆっくりすればよかった、と思ったり思わなかったりした。
おわり